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先輩社員トーク

―就活生の立場からみると、少し上の先輩ということで、近しい立場になりますね。それぞれの就活のことや、入社の決め手などをお話しくださいますか? オーディオテクニカフクイのこと、ご存じでしたか?

S・Kさん
最初は就活サイトで見つけました。大学の先輩が内定をもらっていたので会社の話は聞いていて、面白そうな仕事ができそうだな、と。福井県内はプログラマーの募集は多かったのですが、メーカーで技術職という募集が少なかったんです。もともと僕がダンスをしていて、個人的にもイヤホン、スピーカーを使っていたので、自分の趣味も近いと思って受けたのがきっかけですね。

S・Hさん
小さいころからピアノやエレクトーンを習い音楽にも親しんでいました。アルバイトも音楽関係で、将来は音楽関係の職に就きたいと思っていて。でも福井にそんな職は無いと思っていたんです。就職活動したらこの会社を知ってびっくり。すぐにエントリーをしました。私が通った高校の近くにあるのに、この会社のことは知らなかったです。

Y・Mさん
就活は福井県内だけに絞って、サンドーム福井で開催された合同説明会に行きました。オーディオテクニカのロゴマークは目にしたことがあったけれど、正直会社のことはよく知らなかったです。帰りがけに会場で出会った友人から「有名なヘッドホンの会社があるよ」と誘われてブースに寄ったのが最初の出会いです。

S・Fさん
北陸で技術職を探して就活していました。僕もY・Mさんと同じで、この会社を知らないままサンドームの合同説明会に行って、そこでオーディオテクニカフクイに勤める先輩にたまたま声をかけられて「寄っていけ」と(笑)。ブースで説明を聞いたら、その気になっちゃいました。音楽に携われる会社がいいと思っていたんですけど、福井にはないと思っていたんです。この会社なら地元だし、技術職で音楽にも携われる、というのが決め手になりました。

―入社後、どのようなお仕事をしていますか? 現在のお仕事のことや実際に設計、生産されたものを教えてください。

S・Fさん
僕は上司が手掛けたカラオケ機器を引き継いでいます。赤外線を使った製品が当社の強みで、赤外線の特徴を生かし遅延がない、隣の部屋に干渉しないという良い製品になっています。一つの受信器でマイクが4本、2台あれば8人で歌えますから。一般の人でカラオケ機器の音質を気にする人はそうそういないと思いますが、製品として音質を突き詰めることは大事なことで、日々開発をしています。

Y・Mさん
私は自分の勉強したことを活かせるところで仕事をしたいと面談でアピールしました。「設計をしたい」という思いを考慮してくれたのか、技術部に配属されました。

―目の前の拡声器を手掛けられたのですよね?

Y・Mさん
ええ、入社3年目の時、ハンズフリー拡声器のリニューアルを設計させてもらえました。屋外で使えて、充電もできるという災害時にも対応した製品です。仕様から検討して、私たちから本社へ提案しました。もともとはウエストポーチのようにお腹の前で留める仕様でしたが、たすき掛けができるようベルトの付け方も提案しました。現在は、バスガイドさん、店頭販売の方、スポーツインストラクターさんなどいろいろな職業の方が利用しています。

S・Fさん
そういえば、うちの会社の説明会でも使っているね。サンドームの合同説明会では、やたらブースの音がいいというのが、うちの会社だったりして(笑)。

S・Kさん
僕は技術部に5年いて、生産部に異動しました。最近のヒットはウェアラブルスピーカーです。マイクロSDカードが仕込んであって、Bluetoothで通信できます。イヤホンだと難聴のおそれもあるので、このタイプは塾で重宝されているそうです。同一教材を個人の耳元で聴けますから。

―詳しいですね。S・Kさんが設計したのですか?

S・Kさん
そうです!と言いたいところですが、僕が手掛けたわけではないんです。僕の仕事は、この製品をどこで組み立てるのか、問題なく動くのかなど工程を組み立てる仕事と、不良の対応するのが仕事です。特に不良対応で、品質に関わる仕事をしています。

S・Hさん
​私は購買課という部署で、製品に使用するパーツを国内外のメーカーと交渉する仕事をしています。生産工場が海外にもあるので、英語は必須ですね。海外の方から日本人は英語ができないと思われているので、最初に先輩から教わったのは「文法や単語の間違いはないよう、正確に伝える」ということでした。今もとても強く意識しています。英語を活かす仕事につきたいと、大学でも語学を学ぶ学部へ進学したので、英語を使えて音楽にも携われるという、言うことない職です。

―どんなときに仕事の喜びややりがいを感じますか?

S・Fさん
自分が設計した製品を、カラオケルームで見たときかな。あるいはそれを使っているシーンを見たとき。総理や大臣が会議をしているニュースに、うちのマイクが映っていたりすると、自分が誰かの役になっていることを実感します。

S・Hさん
入社2年目の私が海外メーカーとの交渉を任せてもらえたときは、うれしい反面、戸惑いもあり、頑張ろうと思いました。交渉次第で会社に貢献できる数字が出ると喜びを感じます。

S・Kさん
正直、品質を問う部署にはネガティブな相談や要求が多いんです。でもその声を聞いて改善していくのが品質保証課の仕事だし、すべての製品に何もないことはありえないですから。改善したものをお客様にお届けして「ありがとう」と言われたときはうれしいです。

Y・Mさん
電車にのっていて Bluetoothのイヤホンをしている人をみかけたときかな。友人が買ってくれたりもして、誇らしく思います。

―オーディオテクニカフクイの社風、働く人たちのマインドについて聞かせてください。

S・Fさん
人事担当者による会社説明を聞いて、なんとなくのびのびできる会社なんだろうな、と思いました。単なるイメージだったんですが、入社したらその通りの会社でした。

Y・Mさん
学生時代はバイトで一般企業にも勤めたり、教育実習にも行ったりしました。ほかの会社と比べると、うちの会社はあったかい雰囲気だと思います。喋りやすい人が多いし、会社見学の時に感じた雰囲気の良さは今も同じです。

S・Hさん
そういえば、うちの会社は肩書で呼びませんよね。部長や課長という肩書もないし、マネージャーという肩書があっても社員は苗字に「さん」づけで呼んでいます。服装も自由だし、髪色やネイルも自由。堅苦しくもなく、いい伝統を引き継ぎながら時代に合った会社づくりをしていると思います。

S・Kさん
上司とも同僚とも密に協力してやっています。連携を取っていますね。社員の意見を組んで総務が働きやすい環境を整えてくれますし。寒いといえば、すぐにカーテンを付けてくれたりするし。入社してみて社員第一の会社だと分かりました。

―学生に今だから伝えたいことはありますか? ご自身の就活を振り返って「これだけはしておいたほうがいい」というアドバイスがあれば。

S・Hさん
新聞を読むこと! 日本と世界で何が起きているか、新聞にはSNSにはない情報があります。

S・Fさん
皆さんが言うように英語は勉強したほうがいいですね。きっと使うことになると思う。時間があると言われる学生の時にいろんな経験をしてほしいと思います。仕事に絶対活かされるから、それと今のうちになんでもやっておいた方がいいよ。僕はまだ遊びたい!

Y・Mさん
いろんな会社を見学できる時間だと思います。就活だからこそ見学できる会社もあるので、できるだけたくさん覗いておくことをすすめます。どんな会社なのかを知るために実際に見学したほうがいいですよ。リクルートページでは分からない雰囲気を知ることができます。

S・Fさん、S・Kさん
そうそう、確かに就活生じゃないと他の会社を見学できる機会ないもんね。

S・Kさん
暇を作らずに過ごしてほしいかな。自分が学生時代を振り返って思いました。就活のためにやるのではなく就活の前にやれることがあるはず。勉強でも遊びでも暇を作らずやって、培われたものが入社して役立つものだと。「今日の自分は3カ月前の積み重ねだ」と言われたことがあります。「1日寝てるな、起きて学校へ行け!」と言いたい(笑)。

―今後、ご自身の目標、なりたい姿を教えてください。

S・Fさん
先陣を切ってみんなを引っ張っていける存在になりたい。チームで仕事をこなしていく中で、僕はみんなに積極的にはたらきかけて、周囲を巻き込むようにしています。「みんなで一緒にやろう!」とまとめながら進める役割が自分には合っているなと気づきました。

S・Kさん
僕は頼られる人材になりたいです。品質保証課は製品全部を知っていないといけないから、知識をもっと深めたい。S・Kに相談すればなんとかしてくれるだろうと思われたいですね。

S・Fさん
自分もS・Kさんに教えてもらうことが多いですよ! そういう人になっています。 

Y・Mさん
会社でどういう立場というのはないですが、映画が好きなので、家でも映画館で見ている気持ちになれるホームシアターセットを作りたいです。自分がいつかスピーカー設計をしたいです。

S・Kさん
それいい! うちで作ってほしい!

S・Hさん
まだまだ勉強したいです。2021年に貿易に関する資格取って、知識を一つでも多く得たいと思っています。会社に貢献でき、会社に必要とされる人になりたいです。

S・Kさん、S・Fさん
100点満点の答え!(笑)